2022年01月07日

2021 年第 52 週(12月27日~1月2日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 77 人(先週 66人)で、この年末年始に感染者数が増加し、感染経路が分かっている人では、家庭内感染が多くなっています。
 現在、全国的にオミクロン株の広がりとともに感染者数が急激に増加しており、県内においても感染の急拡大が懸念されます。
オミクロン株についてわかってきたことは、①感染力が非常に強く、②重症化しにくい可能性がある、③ワクチン 2 回接種による発症予防効果が低い(3 回目の追加接種で予防効果が上がる可能性がある)などです。
私たちができる感染防止対策は、換気、マスクの着用、手洗い、3 密の回避などで、これまでと変わりません。
また体調が悪い場合は、外出や人との接触を控え、感染が疑われる時は、早めに医療機関の受診をお願いします。
 兵庫県の「新型コロナウイルスに感染した患者の状況」が、以下からご覧になれます 。
>>詳細はこちら
 また、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報が、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら からご覧になれます。

定点把握感染症

 ~感染性胃腸炎~
 施設・学校における感染症集団発生状況では、今週2 件(先週 5 件)の集団発生が報告されています。

 ~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は、少ない状況で推移しています。

全数把握感染症

 ~侵襲性肺炎球菌感染症~
 今週 3 人の報告があり、今年の累積患者数は 68 人となり、新型コロナウイルス感染症流行前と比較して少ない状況で推移しています。
 性別分布は、男性 50 人、女性 18 人、年齢分布は、70 歳代 21 人、0~9 歳 14 人、60 歳代及び 80 歳代が各 9 人の順で多くなっています。
 この疾病は、冬から初夏にかけて、患者数が増加する傾向があります。
鼻やのどに常在する肺炎球菌が、血液や髄液に移行して、敗血症や髄膜炎を起こすことが知られており、重症化しやすい小児及び高齢者を対象として、ワクチンの定期接種が行われています。
 今年の患者のうち、ワクチン接種歴有りが 19 人(小児 13 人、高齢者 6 人)、接種歴無しが 26 人、不明が23 人となっています。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2022年1月11日更新)