2021年05月07日

2021 年第 17 週(4 月 26 日~5 月 2 日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 3,355 人(先週 3,500 人、先々週 3,001 人)で高止まりが継続しています。
地域的には、神戸市 1,355 人、西宮市 354 人、尼崎市 315 人、宝塚保健所管内 244 人、姫路市 211 人、明石市 196 人、伊丹保健所管内 193 人、加古川保健所管内 160 人、加東保健所管内 126 人、龍野保健所管内 73 人、芦屋保健所管内 56 人、洲本保健所管内 38 人、赤穂及び福崎保健所管内 12 人、丹波保健所管内 10 人で、年齢階級別では、20 歳代 495 人、40 歳代 488 人、50 歳代 470 人、30 歳代 427 人、10 歳代 384 人、80 歳以上 336 人、60 歳代 327 人、70 歳代 314 人、10 歳未満 113 人、非公表 1 人の順で多く、特に 10 歳代から 50 歳代の感染者数が多くなっています。
 兵庫では、新規感染者数は依然高止まり傾向にあり、医療供給体制も逼迫した状況が継続していることから、5 月 11 日までとなっていた「緊急事態宣言」が 5 月 31 日まで延長されることになりました。
県内では、変異型ウイルスによるクラスターが多数の施設で発生し、また家庭内での感染も多くなっています。
自分自身や大切な人の命を守るために、マスクの着用、手洗いや手指消毒など感染防止対策の徹底をお願いします。
>>詳細はこちら から、県の「緊急事態措置の延長及び対応」がご覧になれます。
 また、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報がご覧になれます。


定点把握感染症

 ~感染性胃腸炎~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

 ~RS ウイルス感染症~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移していましたが、RS ウイルス感染症に増加傾向が見られます。

全数把握感染症

 ~侵襲性肺炎球菌感染症~
 今週 6 人の報告があり、今年の累積患者数は 30 人となり、過去 5 年間の同時期と比較して少ない状況で推移しています。
 性別分布は、男性 21 人、女性 9 人、年齢分布は、70 歳代 9 人、0~9 歳、50 歳代及び 60 歳代が各 5 人の順で多くなっています。
 この疾病は、冬から初夏にかけて、患者数が増加する傾向があります。
鼻やのどに常在する肺炎球菌が、血液や髄液に移行して、敗血症や髄膜炎を起こすことが知られており、重症化しやすい小児及び高齢者を対象として、定期予防接種が行われています。
 今年の患者のうち、ワクチン接種歴有りが 8 人、接種歴無しが 13 人、不明が 9 人となっています。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2021年5月10日更新)