2023年 50週
～インフルエンザ、
新型コロナウイルス感染症
（COVID-19）～

2023年 第50週（12月11日～12月17日）

■インフルエンザに関する情報

～インフルエンザ～
　定点あたり患者数は、今週28.10人（先週 29.78 人）となり、減少しました。
地域的には、県内 17 保健所管内中、尼崎市、姫路市、明石市、伊丹、宝塚、加古川、加東、龍野、赤穂、福崎、豊岡、朝来及び洲本保健所管内が警報レベル地域(開始基準値 30.0 人、終息基準値 10.0 人)、神戸市、西宮市及び芦屋保健所管内が注意報レベル地域(基準値 10.0 人)となっています。
　直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 23,576 人の年齢分布では、5～9 歳が 33％、10～14 歳が 24％で、15 歳未満が全体の 74％を占めています。
　臨時休業の施設別発生状況では、今週 509 件（先週 477 件（修正有））の報告がありました。
内訳は全校閉鎖 6 件、学年閉鎖 68 件、学級閉鎖 435 件、施設別では、幼稚園 17 件、小学校 382 件、中学校 99 件、高等学校 9 件、その他 2 件です。
社会福祉施設等においては、今週 3 件（先週 11 件（修正有）の集団発生が報告されています。
　また、当研究所では今シーズン、県内の患者からAH3 亜型（A 香港型）37 件、AH1pdm0940 件のインフルエンザウイルスを検出していま す。
　定点あたり患者数について依然として高い状況が続いています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。

■COVID-19（新型コロナウイルス感染症）に関する情報

～COVID-19（新型コロナウイルス感染症） ～
　兵庫県内の定点あたり患者数は今週3.49人（先週 3.03 人）となり、増加しました。
　地域別では、福崎保健所管内が 10.00 人と最も多く、赤穂保健所管内が 9.33 人、宝塚保健所管内 6.56人、丹波保健所管内 6.40 人となっており、年齢別では、10～19 歳が 14％と最も多く、50～59 歳が 12％、40～49 歳及び 70～79 歳が各 11％となっています。
　また、社会福祉施設等においては、今週 2 件（先週 7 件(修正有)）の集団発生が報告されています。
　県民の皆様には引き続き３密の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染症対策をお願い致します。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
（2023年12月21日更新）