2021年10月22日

2021 年第 41 週(10 月 11 日~10 月 17 日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 206 人(先週 392 人)で、対先週比 53%と減少し、300 人以下となる
のは、第 27 週(7/5~7/11)以来となりました。
感染者激減の要因については、国内においても明確な説明は確立していませんが、ワクチン接種率の向上、夜間滞留人口の減少、深刻な医療ひっ迫により、人々が危機感を高めて感染対策に協力するようになったことなどが挙げられています。
 現在、新規感染者数は減少していますが、今後年末年始を控え、冬場の再流行が懸念されます。
ここで気を緩めることなく引き続き基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 兵庫県の「新型コロナウイルスに感染した患者の状況」が
>>詳細はこちら からご覧になれます 。
 また、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報が、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら からご覧になれます。

定点把握感染症

 ~手足口病~
 明石市で、定点あたり患者数が警報レベル開始基準値である 5.0 人以上となっています。

 ~ヘルパンギーナ~
 定点あたり患者数は 0.80 人(先週 0.66 人)で、増加しています。

全数把握感染症

 ~梅毒~
 今週 10 人(先週 2 人)の報告があり、今年の累積患者数は 191 人となりました。
 性別では、男性 128 人、女性 63 人と男性が多く、性風俗産業の利用歴が男性 55 人から、従事歴が女性15 人、男性 2 人から報告されています。
 年齢階級別では、男性は 20 歳代 37 人、30 歳代 34人、40 歳代 23 人の順で多く、女性は 20 歳代 33 人、30 歳代及び 40 歳代が各 8 人の順で多くなっています。
 病型別では、早期顕症梅毒のⅠ期が 84 人、Ⅱ期が43 人、晩期顕症梅毒が 5 人、無症状病原体保有者が59 人となっています。
 感染原因は、性的接触 166 人(異性間 133 人、同性間 14 人、不明 19 人)、原因不明 25 人で、推定感染地域は、国内 154 人、不明 37 人でした。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2021年10月21日更新)