2022年03月04日

2022 年第 8 週(2月21日~2月27日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 25,187 人(先週 32,463 人)で、対先週比 0.78 倍と3 週連続で減少していますが、依然として多い状況が続いています。
年齢階級別割合では、10 歳未満の子どもと、30~40 歳代の親世代が多く、感染経路が分かっている人では、家庭内感染が6 割を占めています。
全国的に子どもの感染者の割合が増加しており、5〜11 歳のワクチン接種が開始されています。
ワクチンの長所(発症予防等)と短所(副反応等)を十分理解され、希望される方はご予約をお願いします。
 またこの時期は花粉症の症状が現れる時期でもあります。
オミクロン株の主な症状は鼻水、咳、喉の痛み、倦怠感、頭痛、発熱で、これらの症状は花粉症でも起こります。
ただ両者の大きく違う点は、目のかゆみの有無で、オミクロン株では報告がほとんどありません。
発熱も、オミクロン株では 37℃以上となり筋肉痛を伴うこともよくありますが、花粉症では 37℃を超えない軽度なものです。
判別が不安な場合は、医療機関等に相談してください。
引きつづき基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
一人ひとりの行動が、大切な人と私たちの日常を守ることにつながります。
 新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報が、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら からご覧になれます。

全数把握感染症

 ~梅毒 ~
 今週 7 人(先週 5 人)の報告があり、今年の累積患者数は 45 人となりました。
 性別では、男性 39 人、女性 6 人と男性が多く、性風俗産業の利用歴が男性 16 人から、従事歴が女性 1人、男性 2 人から報告されています。
 年齢階級別では、男性は 30 歳代 10 人、20 歳代及び 50 歳代が各 9 人、40 歳代 5 人の順で多く、女性は20 歳代 3 人、10 歳代、30 歳代及び 50 歳代が各 1 人となっています。
 病型別では、早期顕症梅毒のⅠ期が 26 人、Ⅱ期が12 人、晩期顕症梅毒が 1 人、無症状病原体保有者が 6人となっています。
 感染原因は、性的接触 39 人(異性間 32 人、同性間2 人、不明 5 人)、原因不明 6 人で、推定感染地域は、国内 36 人、不明 9 人でした。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2022年3月3日更新)