2021年12月03日

2021 年第 47 週(11月22日~11月28日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 29 人(先週37 人、先々週 71 人)で減少が継続しています。
 南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン株」を、国立感染症研究所は「懸念される変異株」に位置づけて警戒を強化していますが、アフリカ南部からの入国者より 30 日、日本初の感染が確認されました。
オミクロン株の変異の多くは、ウイルス表面にある突起状の「スパイクたんぱく質」です。
このスパイクたんぱく質は、人の細胞に侵入する際に最初に結合する部分で、ワクチンによる抗体がターゲットにしている部分でもあり、感染力が強まることやワクチン効果の低下などが懸念されています。
今のところ疫学的な十分な情報がないため、今後注視していく必要があります。
感染防止対策は変異株であっても同様です。
3 密の回避、マスクの着用、手洗い等の感染防止対策の徹底をお願いします。
 兵庫県の「新型コロナウイルスに感染した患者の状況」が >>詳細はこちら からご覧になれます 。
 また、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報が、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら からご覧になれます。

定点把握感染症

 ~感染性胃腸炎 ~
 施設・学校における感染症集団発生状況では、今週1 件(先週 6 件)の集団発生が報告されています。

 ~手足口病~
 福崎保健所管内で、定点あたり患者数が警報レベル開始基準値である 5.0 人以上となっています。

全数把握感染症

 ~レジオネラ症~
 今週3人で、今年の累積患者数は86人となりました。

 ~梅毒 ~
 今週 6 人で、今年の累積患者数は 237 人となりました。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2021年12月2日更新)