2022年03月11日
2022 年第 9 週(2月28日~3月6日)
〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 22,958 人(先週 25,178 人)で、対先週比 0.91 倍と減少が継続していますが、依然として高いレベルで推移しています。
年齢階級別割合では、20 歳未満と 30~40 歳代の割合が増加しており、学校園でのクラスターが多発していることから、子どもから親への家庭内感染が示唆されます。
新規感染者数の減少速度が遅く、病床使用率が依然として高い水準にあることから、兵庫県など 18 都道府県で、3 月 6 日までとされていた「まん延防止等重点措置」が 3 月 21 日まで再延長されました。
また、現在国内での感染の主流を占めるオミクロン株(「BA.1」)の派生株である「BA.2」への懸念が高まっています。
当研究所のゲノム解析でも、県管内の新型コロナウイルス感染者から「BA.2」への感染が 5 人確認され、神戸市で確認された 3 人と合わせると、3 月 7 日時点で県内の「BA.2」感染者は 8 人となっています。
「BA.2」は「ステルスオミクロン」ともいわれ、オミクロン株より感染力が強いとされていますが、ワクチン接種で重症化リスクが低下するとみられています。
年度替わりで人の動きが活発となる時期を控え、気の緩みが出ないよう注意が必要です。
引きつづき基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報が、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら からご覧になれます。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2022年3月10日更新)